投影面の形による地図投影法の分類

「三次元の立体である地球の表面を、二次元である平面の上に表現する方法」であるのが“地図投影法”。

地図投影法を用いて映し出される側の平面のことを、“投影面”などと呼んでいます。
そして、三次元立体である地球表面を表現していく際、「いったん二次元平面である“投影面”を変形して映し出し、映し終わった後で再度変形した投影面を二次元平面に戻して地図を作成する」というようなやり方も可能であることから、“投影面”の形状を工夫して編み出された地図投影法も存在しています。
よって「二次元平面である投影面を、“どのような形”に変形させた状態で映し出すかに注目する」という方法でも、地図投影法を分類していくことができるのです。

変形されていない形状(板状)な“平面の投影面”に映し出して表現する地図投影法は、“方位図法”などと呼ばれています。
“方位図法”の語源としては、映し出す際に「地球との接点となる地点からの方位角が正しくなる」ということにあるようです。

筒状に巻いた形状な“円筒の投影面”に映し出して表現する地図投影法は、“円筒図法”などと呼ばれています。

工事現場や道路などに置かれている三角コーンのように扇形を巻いた形状な“円錐の投影面”に映し出して表現する地図投影法は、“円錐図法”などと呼ばれています。

このほかにも、さまざまな形状の投影面およびその投影面を使った地図投影法が考案されています。

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