等値線図とフィルターマッピング

データ分類のうち立体データ(三次元という意ではなく、ある地点でのデータという3要素データ)の連続分布をビジュアル的に強調したいときに使われる作図法に「等値線図」と呼ばれるものがあります。この手法は自然現象に使う場合はあまり問題となりませんが、社会現象といったデータを用いた図に使う場合は信頼性に影響が出る場合もあり注意が必要です。特にサンプリング数量とサンプリング地点の選定次第で影響度合いが変わってくるため適正な選定となるよう方法がいくつか提案されています。そのうちで、「フィルター・マッピング」という等値線の位置を決めるに際して有効な手法があります。等値線図が全体の分布から比較したあるポイントでの分布の変化や方向、大きさなどを強調したいときに有効と言われています。